いせ

いせ
I
いせ【伊勢】
(1)旧国名の一。 ほぼ三重県北部に相当。 勢州。
(2)三重県東部にある市。 伊勢神宮の鳥居前町で, 伊勢志摩国立公園の玄関口。 旧称, 宇治山田。
~の御師(オシ)
伊勢神宮の御師。
御師
~は津で持つ津は伊勢で持つ尾張(オワリ)名古屋は城で持つ
伊勢は津の港があるので沢山の参拝客が来, 津の港は伊勢への参拝客でにぎわっている。 尾張の名古屋は城が出来たので栄えている。
~へ七度(ナナタビ)熊野(クマノ)へ三度(サンド)
伊勢参り・熊野参りを頻繁に行うこと。 信心はどんなに厚くても厚すぎることはないという意。 あるいは, 信心の厚いことのたとえ。
~や日向(ヒユウガ)
順序が乱れて, つじつまの合わないこと。 まぜこぜで秩序のないこと。 伊勢や日向の物語。

「一つ一つほめらるる事皆~なり/浮世草子・名残の友 5」

II
いせ【伊勢】
平安前期の女流歌人。 三十六歌仙の一人。 伊勢守藤原継蔭(ツグカゲ)の女(ムスメ)。 中務(ナカツカサ)の母。 宇多天皇の寵(チヨウ)を得て, 伊勢の御(ゴ)と呼ばれた。 歌は古今集・後撰集などに見える。 生没年未詳。 家集「伊勢集」
III
いせ【縮縫】
(1)裁縫で, 布を縮めて, ふくらみや丸みを出す技法。 細かくぐし縫いをしてアイロンなどで形作る。 洋服の袖山・後ろ肩, 足袋(タビ)のつま先などに用いる。 ぬいしめ。 いせこみ。
(2)網地を縁綱に取りつけるとき, 広がりをもたせるために縁綱より長い網地を取りつけること。 縮結(シユツケツ)。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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